• TOP
  • CASE STUDY
  • 現場・現物により本質を見極め、知恵を出し合い、直ぐにKAIZENする、KAIZENは行動指針を担っている 株式会社ナガエ様

CASE STUDY

現場・現物により本質を見極め、知恵を出し合い、直ぐにKAIZENする、KAIZENは行動指針を担っている 株式会社ナガエ様

現場・現物により本質を見極め、知恵を出し合い、直ぐにKAIZENする、KAIZENは行動指針を担っている 株式会社ナガエ様

KAIZEN診断を導入頂いた企業へのインタビューシリーズ。
今回は、富山県高岡市の株式会社ナガエ 取締役常務の中野さん、製造部次長の川崎さんにお話を伺いました。

株式会社ナガエ様の正面玄関に展示してあるナガエ堂ブランドのデビルマン像

ダイキャストの総合メーカーとナガエWAYにとってのKAIZENを深堀る

御社の事業内容と製品の特長教えてください

中野さん:株式会社ナガエはダイキャスト鋳造を中心としたメーカーです。主に扱っている材質は、アルミ、亜鉛、真鍮などの金属を成形しています。製品は建築金物、ガスメーター、自動車部品、医療機器など様々な業界のもの作りをサポートして参りました。また、HOSS、naft、プリスのオリジナルブランドを展開し、銀雅堂などWeb販売でB to Cビジネスを展開しています。

株式会社ナガエにとってのKAIZEN活動の位置づけは?

川崎さん:ナガエにはナガエWAYという社員が仕事をする中で迷ったり、壁にぶつかったりしたときの立ち寄りどころがあります。ナガエWAYの中に「あるべき姿の実現を図るため、現場・現物により本質を見極め、知恵を出し合い、直ぐにKAIZENする」とい一文があります。ナガエにとってKAIZENは行動指針の一部でもあります。

ナガエWAYは小冊子として全社員がいつも所持している

改善活動NPI(ナガエプロダクト)からNNPIへ

今まで貴社で取り組んだKAIZEN活動を教えてください

中野さん:2002年から12年間、外部コンサルタントと共に「在庫は悪」の考えに乗っとったKAIZEN活動、NPI(Nagae Product Innovation)を行いました。具体的には生産性向上、組立工程でセル生産を採用、リードタイム短縮、在庫の持ち方を再検討、有効活用されていなかった生産管理ソフトを稼働・定着させるなどの様々なKAIZENに取り組みました。NPI活動の結果「在庫が1/3」まで削減され大きな成果を上げる事ができたと考えています。 NPIで一通り成果が出た所で、会社独自の内部人財で行うKAZEN活動を行う為に、新たにNNPI(New Nagae Product Innovation)に活動名を変え、3~4個のプロジェクトを組織横断的に行う改善活動を実施しています。

今、現在のKAIZEN活動の課題はありますか?

中野さん:正直、NNPIは少し停滞している様子が伺えます。ボトムアップ型でKAIZENが進む形にしていく仕掛けをしていきたいと思う。

川崎さん:NNPIを基にKAIZENを進める事ができる人財育成を行っていかなくてはいかないと思っています。

診断パックは現状の課題発見から物流費見える化に魅力

TSKのKAIZEN診断はいかがでしたでしょうか?

中野さん:やりたい事、やるべき事は私たちが考えていた事とがっちしており頭の整理ができた。その上で、現状分析、ヒヤリング等を行い現状の見える化、その後アプローチ方法(提案)が大変参考になった。なかでも物流コストの数値化が大変魅力的だと感じた。物流KAIZENの投資効果(費用対効果)の見える化を行う事が重要というのが改め心に響。

川崎さん:KAIZEN活動において生産活動は数値化(出来高、能率)がすぐにわかるし、今までやってきた事。その中で今回の物流を中心とした視点の課題発見、スペースムダ、品質向上というものはどうしても作業者の感覚的な所に頼っていた事、具体的には「今まで使っていたスペースをよりコンパクトにできた」KAIZENも数値化する事で効果がわかり、投資にもつながるという事を理解した。私たちの力量では数値化が難しいと感じていた所でTSKの診断から物流費の見える化の提案でこういうやり方もあるという所が大変勉強になり有効だと感じています。

現状のレーダーチャートと物流費の見える化
KAIZEN診断の様子

今後の展望

中野さん:ナガエにはベトナム法人があります。また、中国、東南アジアの企業と取引があり、現在はフランス、ドイツの展示会にも出させて頂います。その中でグローバル企業として戦える人づくりが必要と考えています。KAIZEN活動ナガエではNNPI(ニューナガエプロダクトイノベーション)通して人づくりをしていきたい。

川崎さん:足元を泥臭く固めていきたいと思っています。中野と同じになりますが、KAIZENを通して私は泥臭く人づくりをしていきたいと思っています。

中野さん、川崎さん、本日はお忙しい中、ありがとうございました!

※所属部署、役職は取材当時(2022年3月)のものとなります。

プロジェクトに関心のある皆様へ

KAIZENは現場を「もっと自由に、面白く」を軸に、本当に価値のある現場KAIZENを目指しています。課題の見える化、様々なアプローチを掛け合わせてKAIZEN施策を行っていきます。組織・事業がKAIZEN活動を自走できるよう共に育てていきます。

Twitterでシェアする facebookでシェアする LINEでシェアする
Case Study
一覧へ戻る