• TOP
  • MAGAZINE
  • 他社の工場見学で「これをやってみたいな」と刺激を受けました!

MAGAZINE

他社の工場見学で「これをやってみたいな」と刺激を受けました!

他社の工場見学で「これをやってみたいな」と刺激を受けました!

紙袋の製造ラインで働く製袋課の中川さん。
社内の講習会や他社の工場見学などに積極的に参加して
KAIZENのヒント探し続けている中川さんにインタビューしました。

最近、KAIZEN提出が多くて効果金額も高いですよね?

中川さん : どれくらい削減できたかなと思って金額換算するようにしてみています。「効果金額を出したほうがわかりやすいよ」って言われるので計算してみています。

インタビュアー : 実はそれ、とても助かるんですよ。削減時間とか効果金額って目に見えないものだから各々活動はしてみているけど、実際に集計をとってみないと意外にわからなくて…。誰もKAIZEN提案書を見ていないと思って効果を書かない人がいますけど、書いておけば「ちりつも」だからもったいないなと思うことがありますね。

同じラインにいてKAIZENを生み出し続ける秘訣は何ですか?

中川さん : 日々、感動があるというか…。もっとうまくいかないかなとか、こうすればいいのかなとか常に考えています。前回トライしてみたけど、今回はうまくいかないということもあって、臨機応変に柔軟に対応していく気持ちが大切かなと思っています。

ラインに半製品の供給作業を行う中川さん

先日、ビジュアルマネジメント見学で他社工場に行きましたが、何か自分の中で変化はありましたか?

中川さん : なかなか他社の工場見学に行く機会がなかったんですが、今回はいつも行かない人の参加を募っていたので、これは最後のチャンスだと思って参加しました。いつも同じ場所にいるばかりではなくって、他の工場ではどうされているのかなと、外に出てスキルアップしてみたかったので。見学先の工場はどのようにしているのか事前に取り組みを勉強して参加しました。スーっと身に入ったことが、モノの見える化で、「写真付きの工具の姿置き」にたどり着きました。前々から、工具の出し入れがやりにくいなと思っていたんですけど、工場見学をしてみると色々な物が斜めに置かれて見やすくなっていて、これをやってみたいなと刺激を受けて帰ってきました。

インタビュアー : 今まで他社の工場に行く機会はありましたか?

中川さん : 納品した製品の検査だとか、今までは上司からの指示だったので、自分から希望しての工場見学はなかったですね。工場見学に行くのならレポートを書かないといけないから大変だよって言われたんですけど、別に自分の身になるならいいんじゃないって思うんですよ。レポートが嫌だからいかないっていう人もいたみたいで。

インタビュアー : 私は工場見学に行きたい派なんですよ。自分の考えだけでKAIZENを進めていくのって大変ですよね。普段は他社を見る機会がないですが、見てマネするって簡単じゃないですか。0から作るのは大変ですけど、1あるものを私が2や3にしてKAIZENになるのって気が楽ですよね。中川さんのレポートは手書きでしたけど何ページも書かれていて、すごい情熱を感じました。同じ工場に行きましたけど、すごい熱量が違っていました。

パイプラックを自分で作製しましたが、トライしてみてどうでしたか?

中川さん : 社内のパイプ講習会を受けたのは、自分の現場で何か便利なものが作成できればいいなという思いから講習会を受けました。パイプ講習会と工場見学がきっかけになって、今回作成したラックも作ってみたいなと思いはじめて…。上司や講習会の講師に相談しているうちに段々と話が進んでいきました。実際にパイプラックを作ってみると時間を忘れるほどに夢中になってとても楽しかったです。工場見学で学んだ斜め置きや写真付きの姿置きにして工具の場所をわかるようにするということをコンセプトにしてデザインを進めました。講師にスピーディーに設計してもらったのですが、恩返しのつもりで仕上がった物を早く見せたいと、はやる気持ちで作っていました。シンプル・イズ・ベストで使い勝手は120%でした!

インタビュアー : すばらしい!満足できる物になったんですね。

中川さん : 360度どこからでも工具を取り出すことができてとても便利になりました。

インタビュアー : 引き出しにすると、通路の幅も必要になりますからね。

中川さん : そうなんですよ。通路が狭くて縦にも横にもできなかったものが、2段にしてコンパクトでどこからでも取れるようになりました。

インタビュアー : 中川さんのアピールポイントが詰まったKAIZENになりましたね!

中川さん : 他の人が使いやすそうにパイプラックを使っているのを見たときに、「あ、作ってよかったな」と思いました。探さなくても、パッと取れるようになって。

インタビュアー : このKAIZEN、もっとアピールしていきましょうよ!KAIZENを勉強したいという気持ちがパイプラックに詰まっていて。中川さんのこだわりポイントを社内にもっと広めていきたいなと思いました。

自作の工具置きを前に、中川さんにポイントを説明していただきました

工場案内でKAIZENの説明をする機会が増えましたが、気を付けている点はありますか?

中川さん : お客様に訪問いただいたときに感謝の気持ちを込めて、お客様の目を見て自己紹介するようにしています。たくさんの同業他社さんの中から選んでいただいて、時間を割いて訪問していただくことに感謝しています。全員に目配りして、質問していただいた方には丁寧にわかりやすい回答を心がけています。

インタビュアー : 人柄が出ていますね。説明は緊張しませんか?

中川さん : 説明も緊張しますし、質問も緊張します!

インタビュアー : 私も突然の工場案内の依頼があったときにしどろもどろになりながら対応することがあります。

中川さん : 上手く話せなくても、身振り手振りを交えることで伝えられるのではないかなと思っています。

色々なことを吸収しようという中川さんの意欲や、KAIZENに対する熱量が伝わってきました!

中川さん、ありがとうございました。

プロジェクトに関心のある皆様へ

KAIZENは現場を「もっと自由に、面白く」を軸に、本当に価値のある現場KAIZENを目指しています。課題の見える化、様々なアプローチを掛け合わせてKAIZEN施策を行っていきます。組織・事業がKAIZEN活動を自走できるよう共に育てていきます。

Twitterでシェアする facebookでシェアする LINEでシェアする
マガジン
一覧へ戻る