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オリジナルラックの活用で工場通路のはみ出しをなくして作業導線をスムーズに

オリジナルラックの活用で工場通路のはみ出しをなくして作業導線をスムーズに

作業導線を妨げている通路脇からはみ出した台車

 生産ライン脇の通路を挟んだ壁側にライン設備や備品の保管スペースがあります。生産ラインで必要な重量物を手押し台車に載せてラインと保管場所の間を移動しやすくしていましたが、置き場が限られているため通路にはみ出した場所が手押し台車の定位置になっていました。作業者の導線を妨げる心配があり、安全対策をとる必要を感じていました。
 そこで、ラックを撤去し、生産現場でオリジナルのパイプラックを一から作製することにしました。

まずはラック内の2Sから

 ラックの撤去に伴い、ラックに置いてある工具や備品をすべて取り出して並べ、必要なものと不要なものを選定する2Sを行いました。長期間使用していない備品は思い切って廃棄してしまい、保管が必要な工具・備品を見える化することで新設するパイプラックの形状を検討していきます。
 元々使用していたラックの形状にこだわらず、保管する物と自分たちの使い勝手がよくなる方法を組み合わせて検討を進めました。


手押し台車も収納できるオリジナルラックを新設してライン脇通路の安全確保に

 オリジナルラックの下段には通路にはみ出していた手押し台車を収納、上部には元々のラックに保管していた備品を配置しました。手押し台車の保管場所を別の場所に移動することなく、生産現場の導線を確保し、安全対策をとることができました。
 手押し台車を移動してラックからモノを取り出すという作業性の悪さも解消されました。

工具がある場所には姿置き管理も忘れずに

 姿置きは定位・定品・定量(決められた位置に決められたものを決まった量だけを置く)を現場に定着させる仕組みです。生産ラインのメンテナンスに必要な工具をパッと取り出せる位置に配置しておくことで、作業効率の向上につながります。
 今回のラックにも工具を保管していたため、新設したパイプラックにも工具の姿置きを配置しました。生産ライン脇の通路からはみ出していた手押し台車を収納するという目的だけでなく、工具・備品管理のスペースとして生産現場の作業者自身の作業のしやすさを実現できました。

プロジェクトに関心のある皆様へ

KAIZENは現場を「もっと自由に、面白く」を軸に、本当に価値のある現場KAIZENを目指しています。課題の見える化、様々なアプローチを掛け合わせてKAIZEN施策を行っていきます。組織・事業がKAIZEN活動を自走できるよう共に育てていきます。

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