女性が活躍する企業へ。
政府による女性活躍推進法の改定もあり、いま女性が活躍できる職場づくりが企業に求められています。
でも、女性の活躍って一体どういうことでしょう。
女性がたくさん働いていること?
女性が管理職に就いていること?
子育てしながら働き続けていること?
本当の意味で女性たちが活躍できる職場環境を考えることは、数値目標の達成に捉われること以上に大切かもしれません。
今回は、多くの女性社員が生き生きと働く工場の特徴から、その答えを探っていきます。
この記事の執筆をした私たち、富山県富山市に本社を構える現場の物流デザイン企業、TSK株式会社を例に見ていきましょう。
1.女性社員が自分の仕事にやりがいをもっている
私たちは、「やりがいをもって働くこと」こそ、社員の活躍につながるのではないか、と考えています。
自分たちの現場を自分たちで良くしたいと思う気持ち。そして、そのためにどうしたら良いかを考え、工夫し、問題を解決していく力。
そこに、男女の垣根はありません。
2児の母でありながら、フルタイムでやりがいをもって活躍中の、TSK株式会社 中井さんを取材しました。
2.女性にしかない強みを活かしている
私たちは、「女性にしかない強みを活かす」ことが、社員の活躍につながるのではないか、と考えています。
あくまで一例ですが、弊社の女性社員が自工程の働きやすさを追求し続けた結果、このような改善活動が行われました。
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改善前はどの会社/工場にでもよくある光景ですが、ここにムダな作業(探すムダ)が生まれてしまうことに気が付きました。
備品を置く場所に名札を付け、持ち数や発注点を記載して丁寧に陳列。さらに段差をつけて奥のものが取り出しやすいように仕様を変更しました。
モノの整理整頓や細かな作業や、モノの見た目にこだわるといった、女性特有の強みを活かすといった一例を提示しましたが、他にも無限にあるでしょう。
3.ワークライフインテグレーションのサポートに全力である
私たちは、ワークライフインテグレーションの機会提供が、必要なのではないか、と考えています。
仕事とプライベートを別物として考えて調整するのではなく、統合するという考え方です。
出産・育児による時短勤務制度やリモートワーク環境を提供することはもちろん、個人の希望に応じて、フルタイムで働きながら複数人の子育てという選択も取れます。
例えば、TSK株式会社では子連れ出社を可能としています。小学生の子どもを持つ社員の悩みとして、「夏休み期間中は子どもと一緒にいたいけど、しっかりと働きたいな」という悩みと希望を解決できる手法です。
子どもは元気よく他の友達と社内で遊ぶ。その横でお母さんはお仕事、ついでに工場見学をさせて、親の仕事を子どもが知る。お母さんが普段している仕事の凄さに気づく。
仕事とプライベートを線引きせず、双方の充実を試みることが、令和の「女性活躍」といえるのかもしれません。
まとめ
以上、「女性が生き生きと働く工場の大きな特徴3つ」をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。
1. 女性社員が自分の仕事にやりがいを持っている
2. 女性にしかない強みを活かしている
3. ワークライフインテグレーションのサポートに全力である
この大きな特徴3つの元には、「心理的安全性が担保されている環境がある」ことが上げられるのではないかと思います。
無能だと思われる不安、無知だと思われる不安、子どものことを気にしすぎと思われる不安etc…
心理的安全性が低いと、やりがいも持てないし、強みも活かせないし、ワークラーフインテグレーションなんて言ってられません。
この記事で書いた「女性が生き生きと働く工場の大きな特徴3つ」の根底には、心理的安全性が高い環境がある、ということをお伝えできればなと思います。
女性活躍という言葉自体あいまいであり、良い意味でも悪い意味でもいろんな捉え方ができます。
単純に女性役員や女性管理職の割合を上げることも大切ですが、企業各々の女性活躍について考えてみるのも良いかもしれませんね。
この記事を執筆した「とってもすてきな会社 TSK株式会社」ではこの記事で考えた女性活躍が活発に行われています。また、社員の約半数が女性社員である工場の見学も随時受け付けています。
気になった方は是非お問い合わせください!